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【勿来物語36】他者視点を身に付ける#3~演劇によるコミュニケーション能力育成

古くは(筆者の浅学では少なくともエリザベス朝時代には)、「演劇を鑑賞する」を英語では hear a play とも表現したそうです。
派手で華やかな舞台装置や照明がなかった頃、視覚よりも聴覚に頼ることが自然だったのですね。
舞台に椅子が一つ置いてあれば室内、木が2、3本置いてあれば森の中、「カラスが山に帰っていくぞ」といえば夕方など、観客は情景を想像しながら鑑賞したそうです。

さてさて、10月6日(金)、2学年では演劇によるコミュニケーション能力育成プログラム第1回(全3回)が行われました。
福島県教育委員会の事業を活用した行事で、演劇活動を通して、「自分の考えや思いを表現する力」「他者の考えや思いを理解する力」の育成を目指します。
県内では本校を含め3つの高等学校で取り組んでいます。

第1回は「いいよゲーム」と「ジェスチャーゲーム」。
◆いいよゲーム : 「冷蔵庫の中身、ぜんぶ食べちゃった。」「この店で働かせてください。」という台詞から始まって、「いいよ」と言わせるまでアドリブで劇を続ける。
◆ジェスチャーゲーム : お題をジェスチャーのみで伝える。お題は「結婚式、夏まつり、遊園地、脱獄、初詣」など単純だけど難しい!

生徒達はプログラムを楽しんでいたようです。
普段の生活では感じられない才能なども発掘できて、有意義なイベントでした。第2回も楽しみです。

講師によるオリエンテーション
いいよゲーム。講師と。
設定はコンビニ店長(左、生徒)とお客(右、5歳)
お客「この店で働かせてください。」
いいよゲーム。班別実習。
双子の兄弟「一生のお願い。3000円貸して。」
ジェスチャーゲーム、班別打ち合わせ。
「どうしたらうまく伝わるかなあ。」
ジェスチャーゲーム、班別練習。
ジェスチャーゲーム、発表!
このお題は何だろう?

みんなにも読んでほしいですか?

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