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【勿来物語13】彼を知り己を知れば ~ ものづくり企業ガイダンス

 高校生の求人が公開されて1週間。進路指導部はここ数日たいへん忙しそうです。
 さてさて、そんな中、3年生に対して『高校生のためのものづくり企業ガイダンス』(福島県商工労働部主催)が実施されました。地元製造業への就職について具体的に考える機会として、たいへん有意義なイベントになりました。

 まずは、導入としてキャリアカウンセラー様からのお話。
 働き方のスタイルや賃金、離職率など、就職活動に臨む心構えを研修しました。特に離職率については、①人間関係、②仕事内容、③勤務条件などの理由が多いということ、①以外は、自己分析や業界・企業研究でミスマッチを防げることが強調されていました。

キャリアカウンセラーからのお話。
子どもたちはメモをとりながら真剣に耳を傾けています。
正規社員と非正規社員の違いについて、なるほど・・・
メモもしっかりとりながら、ふむふむ・・・

 キャリアカウンセラーのお話のあと、いわき市内の3つの企業の採用ご担当者様から、企業プレゼンがありました。そしてプレゼンに対する質疑応答へと続きます。

採用担当者様による企業プレゼン
質疑「職場の労働環境についてもう少し詳しく教えていただけますか。」
質疑「一つの基盤の実装にはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。」

 彼を知り己を知れば百戦あやうからず。これは「孫子」の一節。
 業界や企業を研究し、自分の強みや弱みを分析すれば、多くのミスマッチを回避できます。逆に言えば、研究や分析なしに就職活動をするのは、とても無謀なこと。この機会を大切にし、自己理解をどんどん深めて夏休みの企業訪問に備えましょう。
 福島県には、暮らしに欠かせない身近な製品を作る企業から、国内外に通じる高い技術を持った企業など、様々な分野の企業が存在しています。それを存続し発展させていくのは、皆さんの若い力です!期待しています。