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【勿来物語20】共に学ぼう:文部科学省教育現場視察

インクルーシブ教育システム
= 共生社会に向けて、一人一人に応じた指導や支援を行うことに加え、多様な人たちが可能な限り共に学ぶ仕組み

平成27年度、いわき養護学校(現いわき支援学校)の分校である「くぼた校」が本校と校舎を共有することとなりました。
高等学校の敷地内に特別支援学校が併設されたのは勿来高校・くぼた校が県内初、東北初です。
以来9年間、共生社会の実現を目指して、授業や学校行事等でさまざまな共同学習、交流活動を続けてきました。

タイトル写真は両校の生徒昇降口です。「共に学ぼう 未来に向かって」のスローガンが掲げられています。
共生や多様性について学びを深められるところが、勿来高校・くぼた校の魅力の一つです。

さて、9月6日(水)、文部科学省の教育現場視察がありました。
文部科学省初等中等教育局特別支援教育課長様はじめ5名が来校され、勿来高校、いわき支援学校くぼた校の職員7名とインクルーシブ教育システムについて情報交換を行いました。

両校の校長から学校概要などを説明し・・・
交流活動のキーパーソンであるくぼた校分校長、本校教頭、
両校教務主任、本校生徒支援部長も熱のこもった説明を展開。
そのあと、施設見学を行いました。

今回の視察は、教育課程、日課、指導体制、校内体制など、両校の課題を改めて振り返るたいへん貴重な機会となりました。
今後も、無理をせず可能な範囲で交流活動を広げながら、インクルーシブ教育システムの充実を目指していきたいと考えています。

併設以来、両校の教育活動がスムーズに展開できておりますのも、地域の皆様のご理解とご協力のおかげです。
この場をお借りして御礼申し上げます。また、引き続きご支援をお願いいたします。